生地について
正絹
- 良い点
- 保温・保湿性、通気性に優れるため夏は涼しく、冬は暖かい。上品な光沢と柔らかい肌触りは全ての繊維の中で最高です。
- 悪い点
- 繊細な生地のため、着用やお手入れには注意が必要です。特に水分による「染料のにじみ」と「生地の縮み」は大敵です。
- 総合
- きものらぼのきものは、染めた後の「洗い」の条件(水温、洗剤など)に厳しい基準を設けているため、従来のきものと比べて水分に強いですが、より安心できる「はっ水加工」をおすすめします。縮み防止には「縮み防止加工」をおすすめします。
S-1 京都 丹後 変わり三越(かわりみこし)
しなやかな肌触りと落ち着きのある光沢。色々なきものに採用される定番、人気の生地です。
《用 途》落ち着き★★★ 華やかさ★☆☆
《季 節》秋から春
《仕立て》袷・単衣 *縮み防止加工をおすすめします
《裏 地》正絹をおすすめします
S-2 京都 丹後 銀通しモザイク(ぎんとおしもざいく)
振袖に多く用いられ、鮮やかな発色が特長。華やかな銀糸を織り込んだモザイク地紋です。
《用 途》落ち着き★☆☆ 華やかさ★★★
《季 節》秋から春
《仕立て》袷・単衣
《裏 地》正絹をおすすめします
S-3 滋賀 長浜 さわやか三越(さわやかみこし) 通称:さわやかちりめん
しなやかでさらっとした肌触りと通気性を兼ね備えています。滋賀・長浜の誇る高級きもの生地。
《用 途》落ち着き★★★ 華やかさ★☆☆
《季 節》春から秋
《仕立て》単衣・袷 *縮み防止加工をおすすめします
《裏 地》正絹をおすすめします
麻
- 良い点
- 通気性が良く、水分の吸湿や発散性に優れているため、清涼感があります。水濡れにも強いです。
- 悪い点
- シワになりやすく、摩擦で毛羽立ちやすいです。生地質が硬いため、直接お肌に触れると荒れることもあります。
- 総合
- きものらぼでは「リネン」を採用していますので、従来の麻のきもの(ラミー)に比べてシワになりにくく、生地質が柔らかいため肌触り良く仕上がります。
綿
- 良い点
- 最もなじみのある繊維で、肌触りがよく涼しいです。吸水性があり、熱に強くて丈夫です。
- 悪い点
- 縮みやすく、シワになりやすいです。
- 総合
- きものらぼで染めた後の「洗い工程」は生地にストレスを与えない洗い方を採用していますので、柔らかく仕上がります。また、この洗い工程時に、仕立て前に生地をあらかじめ縮めておく「水通し」を同時に行います。
C-1 和歌山 ブロード
しっとりとした光沢と爽やかな着心地。丈夫で軽い綿ブロード。
《用 途》落ち着き★★★ 華やかさ★☆☆
《季 節》夏
《仕立て》浴衣のみ
《裏 地》正絹またはポリエステルの背伏せ、綿のお尻当
ポリエステル
- 良い点
- シワ、型崩れしにくく非常に強く丈夫です。お洗濯のあとの乾きが早いです。
- 悪い点
- 吸湿性が少ないため、静電気が起きやすいです。意外に汚れがつきやすい性質もあります。
- 総合
- 汚れの防止も期待できる「はっ水加工」と、まとわりつきを抑制する「静電気防止加工」をおすすめします。はっ水加工と静電気防止加工のお得なセットもございますのでご利用ください。
P-1 石川 水玉
細い「うね」と光沢のある地に小さな水玉が散りばめられています。
《用 途》落ち着き★★☆ 華やかさ★★☆
《季 節》通年
《仕立て》袷・単衣・浴衣
《裏 地》ポリエステルをおすすめします(洗えます)
P-2 石川 金通しラメ(きんとおしらめ)
重厚感があり、紬のような質感。華やかに金糸が煌きます。
《用 途》落ち着き★★☆ 華やかさ★★☆
《季 節》通年
《仕立て》袷・単衣・浴衣
《裏 地》ポリエステルをおすすめします(洗えます)
P-3 石川 モザイク
きものの生地では見かけない地紋ですが、伝統的な柄との相性も良好です。
《用 途》落ち着き★★☆ 華やかさ★☆☆
《季 節》通年
《仕立て》袷・単衣・浴衣
《裏 地》ポリエステルをおすすめします(洗えます)
P-4 石川 つむぎ
きものの通好みの生地である紬をモチーフに。シンプルですっきりとした表情を持っています。
《用 途》落ち着き★★★ 華やかさ★☆☆
《季 節》通年
《仕立て》袷・単衣・浴衣
《裏 地》ポリエステルをおすすめします(洗えます)
注意事項
- 注)仕立て、裏地、追加加工の「おすすめ」は、生地の性質・特性などを考慮し、参考として表記しています。お好みと用途に応じてご指定ください。
- 注)表記のない生地は取り扱いがございません。
- 注)同じ色、柄の染めでも生地の材質によって色味が変わります。予めご了承ください。
きものらぼで取り扱う生地と、それぞれの良い点と悪い点、
きものらぼでご提案出来る対処(追加加工)をご紹介します。